遠忠食品 代表 宮島一晃(みやじまかずあき)
■名称 遠忠食品 宮島一晃(みやじま かずあき)
■生息地 日本橋界隈、東京湾沿岸エリア
■好物 佃煮
■特徴 大正2年創業・江戸前の佃煮屋。「メイドイン東京の会」会長。ヨットが趣味の、食品業界の頼れるパイセン。
大正2年創業・江戸前の佃煮屋。日本橋蛎殻町で生まれ育つ。
子どもの頃の思い出は、東京湾で獲れた貝の殻の山で遊んだこと。
父の代には安い外国産の素材をメインに加工していたが、「どうして目の前にある東京湾の素材を扱わないのか?」という素朴な疑問から、東京湾で獲れた海苔を佃煮にしようと思い立つ。
漁師さんのもとに通い詰め、門前払いをされながらも、現金と容器を持って行って直接原料の海苔を分けてもらうところからスタート。
30年以上を経て、今では「東京湾の素材は宮島さんに聞け」と言われるほどに。
遠忠商店の製法の肝となっているのは直火釜。
100℃以上にならないスチーム蒸気釜と異なり、焦げやすくて職人に技術と経験が求められるが、「醤油の香ばしさを素材にのせ、ふっくら仕上げるには直火釜だからこそ」と、昔ながらの製法を守り続ける。
使っている素材も調味料も、原則としてすべて国産。近年は国産がない素材は作ってしまおう、と、全国各地でザーサイの契約栽培にまで取り組む。
「メイドイン東京の会」の会長。
おおらかに見える外見のとおり、だいたいのことに「いいよ~。やろうよ~。」と言ってくれる、あふれる包容力。頼れるパイセン。
神奈川・油壷のマリーナにヨットを所有する、休日まで海ラバー。
■遠忠食品株式会社
https://enchu.shop-pro.jp/