人物編

Chavipelto 中山拓郎・中山かんな(なかやまたくろう・なかやまかんな)

2021.10.14

■名称 Chavipelto 中山拓郎・中山かんな(なかやまたくろう・なかやまかんな)

■生息地 埼玉県草加市

■好物 野菜全般

■特徴 埼玉県草加市の住宅街で70品目の野菜を栽培(有機JAS認証を取得)。都市農業+オーガニックという素晴らしい農園。

見た目からして、いかにも美味しいものを作りそうなお2人。

拓郎さんは埼玉県草加市で代々続く農家の5代目。東武スカイツリーライン・草加駅から徒歩10分という場所で農業を営む。

実際に訪れてみて驚くのは、2反(約2000㎡)ほどの畑が本当に「ど」住宅街の中にあること。マンションやアパートが隣接していて、ここで年間約70種類もの野菜、果樹、ハーブなどが栽培されていて、しかも畑には蜂がブンブン飛び回っているなんて、まさにミラクル!

長年畑を守ってきたことで敷地内での食物連鎖が成立しており、多くの鳥や虫たち(害虫を捕食してくれるそう)を見ると、ここが東京に隣接した場所であることを忘れてしまうほど。訪れるたびに新しい野菜が植えられていたり、ちょっとだけ畑のレイアウトが変わっていたりと、拓郎さんの好奇心と創意工夫が伝わってきます。

2019年に有機JAS認証を取得しており、タネは固定種のものを中心に一部は自家採種。肥料は畑から出る野菜くずなどを分解して作る自家製たい肥。生産した農産物はすぐ隣の直売店舗で販売されているほか、地域の子供たちの給食に使われ、都内のレストランやオーガニック食品店にも配達している。特に都市農業に関心がある方にはぜひ1度訪れて欲しい素晴らしい農園です。

  

かんなさんの生まれは富山市。美術短大を卒業後、グラフィックデザイン等の仕事をしていたが、越後湯沢のスキー場で働いていた時に拓郎さんと出会い、結婚。農業の「の」の字も知らない中で、縁もゆかりもない土地の農家に嫁ぐという大胆な人生の選択をする。

Chavipeltoでは、主に直営店舗で販売しているお弁当やお惣菜づくりを担当。拓郎さんの作った野菜を活かしきる料理の腕がすごい。もともと料理は好きだったそうだが、正式に学んだ経験はなし。

ミラクルが毎月お届けする「ベジバルーン」発送作業のときのランチは、かんなさんの手によるお弁当。野菜たっぷりなのにボリュームも充分。意外な食材の取り合わせやスパイス使いも楽しく、これを食べるのがメインの目的で手伝いに来ているというスタッフも。

毎日変わる内容に、毎日作るお品書き。手間ひまをかけることをいとわない姿勢に、感動すら覚えます。

最後に、拓郎さんが最近SNSで書いていた言葉をご紹介。「変わっていく日常と、変わらない日常。僕は変わり続けながら変らない日常を作りたい。」

いやぁもう、かっこいい。応援せずにはいられない、そんな人たちです。

■Chavipelto(チャヴィペルト)

http://www.chavipelto.co.jp/

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